女性と女児のエンパワメント

東京医大で女子受験者だけ減点されていた問題、あまりにも看過できません。

高等教育機関が、
将来的な妊娠や出産を理由に、
女性から教育を受ける権利を
奪っていたということになる。

医大は、医師を養成するだけでなく、
医学という学問研究の場でもあるのではないでしょうか。

経営目線で女性を排除し、その本質を見失なうなら、
「学校法人」を剥奪するくらいの大問題であると思います。

氷山の一角とも聞こえてきますが、他の大学はどうなのでしょうか。
調査すべきです。

私は女子高校育ちで、その頃、「なぜ今時、共学校じゃないの?」と
当時の学区制をうらめしく思いましたが、
田舎の女性でも勉強したければ高等教育を確実に受けられるよう、
女子校が存在し、教育の機会均等が担保されていた歴史の有り難みに、
悲しくも、今日のニュースで気づきました。

折しも昨日は、21カ国から約2000名が集まる
女性ボランティア団体の国際会議が開かれていて、
夕方のセッションに駆けつけたばかり。

テーマは、女性と女児のエンパワメント。
すべての人に質の高い教育を。

それが、働きがいと持続的な経済成長につながるという多くの事例がありました。

ああ、日本のジェンダーギャップ指数は、
144カ国中で114位という過去最低順位を、
今年はさらに、低く更新することになるでしょう。