茶畑ソーラーシェアリング

   

雨模様ながら、今日は、再び、
先駆的な茶畑農家さんが進めるソーラーシェアリングの視察へ。

私が事務局長を務める全国ご当地エネルギー協会の皆さんと一緒に。

3.11以降、各地で、地産地消型の再生エネルギー事業を
展開している企業や事業者52団体がネットワークする組織で、

地域活性化や循環型経済をめざし、
日本のコミュニティパワーを牽引する方たちの経験と知見からは
多くのことを学ばさせていただいている。

折しも、大阪G20。
世界中で農業の持続性のためにも温暖化防止の努力が集められるなか、
「パリ協定」がどのように言及されるか注目された。
首脳宣言にギリギリ文言が入ったという貧しい状況で、
ひとまず良かったものの、離脱表明している米国の動きには注視要。

視察先の農業法人の社長曰く、
温帯性だった日本の気候は熱帯性に変わりつつあり、
作物の産地が北へ移動している。

営農型太陽光発電により、パネルの日陰で葉の生育も良くなり、
シェード栽培のIoT化もすすめ、リスクヘッジもし、
日本ブランドである抹茶の質を高めていけば、
若者の就農も増やせる、と。

実際、国内はじめ28ヵ国と取引きして売上は近年倍々だという。

食料とエネルギーは、人間が生きるための基本。

政治はそこへ、
あらゆる政策資源を投入して「自給率」を高めるべきである。