原発ゼロをめざす

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安全性に重大な疑問があると運転の差し止め地裁判決の出された大飯原発3、4号機の再稼働について、2月22日、原子力規制員会が基準「合格」と発表しました。私は、大きな懸念を覚えます。

この周辺には複数の断層があり地震の頻度が高いこと、住民の避難計画が不十分であること、使用済み核燃料プールは満杯に近いこと等から、私は現職時代より、大飯原発は再稼働すべきでないと意見してきました。安倍政権は次々と原発再稼働をすすめ、原則40年で廃炉の規制もいまや骨抜き状態です。自然現象のリスクを甘く考えず、最大限の危機管理をする、それが原発事故の教訓ではなかったでしょうか。

将来的に原発ゼロを実現したときの、自然エネルギーが安定的に供給でき地域も経済も再生し得る将来像や、原発の廃炉計画はじめ立地地域の経済や雇用の影響ふくめて、その工程をしっかり示し、これからのビジョンを提示することが必要です。

世界では自然エネルギーが成長産業であり、私は、省エネや蓄電池などを組み合わせて日本の誇る技術で低コストをベースとした環境エネルギーを基軸とする新しい社会や暮らしのありかたを提案していきたいと思います。