防護服とN95マスク


            (表・北海道新聞4月19日)

今日一日、医療従事者や家族の声を伺いました。現場は想像以上に緊迫しており、新型コロナ感染者の受け入れ病院だけでなく他の外来病院にも大きな影響が出ています。

というのも、防護服や医療用マスク、ガウンなどがまるで不足しており深刻です。厚労省はその再利用と代替品の活用を求めているという事態にも驚愕しました。防護具不足は院内感染の一因にもなりかねません。

政府には、強制的に防護備品を確保するよう申し入れると同時に、私は、近隣国の知人から届いている防護服やN95マスク調達支援を、急ぎ、関係各所に繋げていきたいと思います。

それにしても、政府のコロナ対策第一次補正予算は25兆円。そのうち、感染症対策として緊急包括支援交付金の予算はわずか1490億円しかありません。

なぜ、政府は大胆に財政出動しないのでしょうか。
他国にも協力要請し、現場の医療従事者や介護従事者はじめ人命を最優先して守ってほしいと思います。

医療崩壊とは、病床の数ではありません。

医者や看護師や病院スタッフが心身ともに倒れてしまえば、
日本の医療は崩壊してしまうのです。