5・24 シベリア・デー

24日、議員会館で緊急に開かれた「戦後強制抑留問題の今後を考える」シンポジウムに出席しました。

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全国抑留者補償協議会のみなさん

戦後にシベリアで強制労働させられた元抑留者に特別給付金(最高150万円)を支給する法案が、先日21日に参院本会議にて可決。今後、衆院総務委員会へ送られ、衆院可決が待たれます。

元抑留者のみなさんの長年にわたる大変な労苦と運動によって、ようやくシベリア特措法が成立する見込みとなりました。なぜ旧政権は、国に召集され、戦後に、酷寒と重労働、飢えと収容所でのいじめに苦しまれた元抑留者をもっと早く救済しなかったのでしょうか。

わたしの祖母の兄も、戦前に上海、そして、戦時中に満州の地へ。
その後、シベリアの収容所で抑留され、そのまま祖国の地を踏むことはありませんでした。

戦後、抑留された方々が、酷寒の地で、長期間にわたり、どれほど劣悪な環境のもとで強制労働され、多大の苦難を強いられたか、その実態もいまだ十分に判明していません。こうした実態調査や遺骨収集、そして、次世代へ歴史の事実を伝えることがさらに重要です。

何としても、今国会で成立させなければなりません。

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発言する石毛えい子衆議院議員