9.11友人を偲んで

住山くん+

大学時代、苦楽をともにしたスキー仲間の友人が、ニュ-ヨークで発生した911同時多発テロの犠牲となってから13年。当時の友人たちとともに、彼を偲んでの新年会がありました。

世界貿易センターで某証券会社の海外駐在エースとして働いていた彼は、妻と子ども3人を残して、仕事中に犠牲となりました。妻である先輩にその時のことをお聴きすると、日本政府が日本人犠牲者の家族にもっと寄り添ってほしかったと胸のうちを少し話してくれました。日本人を十分に保護すべき政府の目線が、犠牲者よりも国威発揚していく米国の追随にあったとすればとても残念なことです。

「対テロ戦争」を掲げて米国と有志連合の攻撃が始まったアフガニスタンでは、いまだ、闘いもテロも終わっていません。

3人の子どもたちが、彼の面影を継いですくすくと育っている様子をみて何度も涙が出そうになりました。あらためて、心からご冥福をお祈りし、テロも戦争もない世界にむけて決意を新たにする日でした。