「ガンバルーン」

ひまわり会+

25日、地元の本町田で、高齢者の方々自身で高齢化社会を楽しむ「ひまわり会」へ、久しぶりに参加させていただき、初めて、ボール体操を体験しました。いいストレッチになりました。

先日、認知症サポーター講習を受けたときにも思ったことは、ふだん何気なくしている行為をひとつひとつ振りかえり、丁寧に、体の機能や日常生活を見つめ直してみると、どれだけ普段日常を乱暴に過ごしているか大いに反省させられます。

「忙しい」という字が、心を亡くす、と書くのは、言い得て妙です。

ひまわり会2+

先日の厚生労働省の調査統計で、65歳以上の「老老介護率」が初めて5割を超えたことが発表されました。10年前の調査から5.3ポイントアップし、介護する人は家族が2.5ポイント減少、事業者が1.5ポイント上昇、介護する人の約70%は女性です。

来年から介護保険が改正され、介護予防にあたる要支援1と要支援2が国から切り離されることになります。そうなると、さらに、民間事業者のサービスに頼る自己負担が増える、あるいは、家族介護の負担が今後また増えるのではないか。

また、ずいぶん前から指摘が続いているように、介護の担い手不足で、介護の現場を専門的に支える人たちに対する環境や手当が低すぎる問題があります。誰でもできるボランティアではありません。

「支える人を支える」しくみをつくることが、今、家族間でも地域でも、最も必要とされていますが、なかなかその声が政治に届いていません。それは、高齢者を助けるだけではなく、地域のコミュニティを持続的にし、子どもたちに向き合う時間をより豊かなものにし、地域経済の再生にもつながる道です。

安倍政権には、暮らしの安心保障である社会保障に、もっと目を向けてほしいと思います。