謹賀新年

画像に含まれている可能性があるもの:空、木、屋外

新年あけましておめでとうございます。

菅原神社からのぞむ初日の出は格別でした。木々にこぼれる太陽を浴びて、大きな絵馬に描かれた酉の鳴き声がきこえてくるかのようでした。明け方いちばんに鳴く鳥の年として、人に時を報せる一年になる予感がします。

今年は、戦後日本の体制のみならず世界の秩序がさらに変化していく年になるのではないでしょうか。すでに、昨年のイギリスにおけるEU離脱の国民投票やトランプ大統領選勝利から見えてくるのは、先進国発の大きな変化です。

排外主義やポピュリズムの台頭だけではない、いままでの経済や政治の考え方や枠組みではダメだという、国民の皮膚感覚からくる叫びの声のように私には思われます。

もはや政党同士の対立よりも、既成の政治にノーのうねりが始まりつつあり、もしそうだとすれば、今までの常識を一度ぶち壊してまったく違う発想を時代が必要としているのだと思います。

いま、女性が注目される理由も、そこにあるのではないでしょうか。

組織中心の長時間労働の働きかたや生活よりも、個人を大切にした改革を徹底して進めていきたいと私は考えます。私たちは、すでに時間と空間、情報の自由を得ています。従来の制約にとらわれることなく、男女ともに、仕事と家庭/子育てを両立する社会を、本気の本気で、つくりたい。少子化対策は我が国最大の課題といわれて、もう20年が経ちます。「男性は稼ぎ手・女性は家事労働」といった価値観上にある税制さえも変えることができない自民党政治は根本的に間違っています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、空、屋外

日本に暮らすひとり一人の生きがい、幸福を大切にし、芸術などを愛する文化的生活が基盤にある社会、そして、世界一の子育てしやすい国をめざして、今年も地域から頑張ってまいります。

その大前提は、平和であること。

憲法施行から70年目の今年、憲法問題にも真正面から向きあい、平和主義を貫いてまいります。

本年もどうぞご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。