「国葬」反対

9月27日、安倍元総理の「国葬」に反対する国会前集会に
大石あき子衆議院議員と参加し、党代表してスピーチしました。

その様子は、NHKの夜7時や9時のニュースなどでも
報道されましたので、以下全文を掲載します。
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みなさん、こんにちは。れいわ新選組、衆議院議員のくしぶち万里です。今日は大石あきこ衆議院議員と一緒に参加させていただきました。党を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。

さて、まず今、静岡で台風15号による豪雨で深刻な被害が発生し、いまこの瞬間にも浸水や土砂崩れ、断水などでライフラインが断たれている被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。

れいわ新選組では、本日、山本太郎代表が自ら、現地の甚大な被害状況を確かめ、いま1番しんどい思いをされている被災者のみなさんの声を聞くため、静岡入りしています。いま、それが政党代表としての役割であるとして今日この場には来られませんが、代表を通じて被災地のみなさんと心をひとつに大石議員と参加をさせていただきました。

静岡では、分かっているだけでも、浸水被害が5000件以上、主要道路の19路線が土砂崩れなどで通行止め、静岡市清水区では6万世帯以上が断水したまま、緊急支援と復旧の手がまったく十分に届いていません。「トイレや暮らしに必要な水が足りない」「水を大量に使う人工透析ができない」、まさに命の危機とも言えます。現地からは悲痛な叫びが聞こえているんです。

みなさん、何のために、政治があるのでしょうか?

いま、国葬よりも被災地、ではありませんか?
国葬よりも被災者救済、ではありませんか?

25年の経済不況にコロナ、そして、賃金が減るなかで物価上昇、いわば、三重苦で国民が困窮するなか、国会も開かず、緊急経済対策も打たない、消費税減税さえもしない、そんな無能・無策な政府が自分の仲間たちだけの閣議決定で法的根拠もない国葬を堂々と行う、

こんな常軌を逸した態度を、みなさん、許しておくことができるでしょうか。絶対に許すことはできません。

そもそも、安倍元総理は、旧統一教会の広告塔を長くつとめていたことは明らかです。

統一教会と関係の深い人物を、警察のトップである国家公安委員長に任命するなど、旧統一教会のいわば守護神のような存在だったわけですよね。実際に、霊感商法による被害事件は、この10年以上、検挙されていません。

森友、加計問題そして桜をみる会の問題のように、自分の仲間を優先し、公文書の改ざんや国会で118回も虚偽答弁を繰り返して、法の支配と民主主義を歪めてきた、それが安倍元総理です。

いわば、「法を支配」してきた人、と言えるのではありませんか。

国民の6割、7割が反対の声を上げているなか、このような方を国葬にすることは、法治国家として民主主義国家として、私は取り返しのつかない方向へ日本が向かってしまうのではないかと大きな警鐘を鳴らしたいと思います。

私たちれいわ新選組は、法の支配と民主主義を守ること、そして、つねに、いま最も生づらさを抱えている人、苦しい思いをしている人たちや地域に寄り添い、その声を、これから始まる国会審議にも反映できるよう、現地の声を聞いてきます。

国葬より被災地を!

これからも一丸となって、国の愚行に立ち向かい、この国を再生する提案を出し続けます。