堂々と挑みます


解散の日。前日の町田駅みずほ前につづいて、この日は聖蹟桜ヶ丘駅前から街頭演説をし、少し緊張しながら、いつもの通り電車で国会へ向かいました。

午後3時50分。初めて本会議場で解散の「バンザイ」を経験し、夕方は早速、多摩センター駅と町田駅マルイ前で、解散後の第一声をお訴えさせていただきました。

2009年の夏から3年と3カ月、懸命に活動してまいりました。
初当選からまず取りくんだのが温暖化対策に始まり、経済産業委員として太陽光や風力などの自然エネルギー促進法の成立に最前線で関わったことでした。「失われた20年」、日本経済の低迷が長くつづくなかで、日本の豊かな自然と環境技術をフル活用して経済再生や新しい雇用創出の原動力にしていくこと、ようやくそのスタートラインにつきました。

さらに動きを加速させたのは、311の大震災と原発事故です。被災地ではまだまだ311そのものが続いています。「2030年代に原発稼働ゼロにする」ことを決断し、この国の危機管理体制がいかに不十分であったかを検証しながら、首都直下地震の備えにも取りくんできました。

また、とくに私と同じ世代のお父さんやお母さんたちの子育てや教育支援はじめ、この3年間の「人への投資」は私の揺るぎない方向性です。先進国日本において、出生率の低下と人材育成のありかたこそ、本質的な課題です。

そして、解散のきっかけともなった「議員定数の削減」にはこの一年、私は、一期生の仲間たちと奔走してきました。「定数削減なくして増税なし」、このことを掲げて、党と政府を引っ張ってきたのは我々一期生であると自負しています。行政改革を実効力あるものにするには政治改革がまずなければなりません。徹底して政治改革・行政改革をやりとげ、中央官僚集権から地域主権型へ統治機構改革を実行しなければなりません。

私自身、こうした改革の方向性や政策は決して間違っていないと信じています。しかし、何よりも反省すべきはそのガバナンスにありました。

なにができたのか、なにができていないのか。それの原因はなにか。それを直視し、厳しい課題を克服していく。政治とは、理想と現実との格闘であると思います。方向性をしっかり持ち、実現するために、ひとつひとつ粘り強くやり遂げていく。何よりも、私心なく国の未来をおもう志を問われる選挙だと思います。私はこの国を真に改革する先頭に引き続き立たせていただきたい。そのことを訴え、新たな闘いに堂々と挑んでいく決意です。