海洋国家の要


全国の港湾関係のみなさんが一堂に会する集会に、25日参加しました。

「港湾」といえば「海洋国家」の要です。私には3つの関わりがあります。

ひとつは、首都直下地震対策チームの一員として。先の予算委員会において、東京湾岸の液状化対策や防災拠点についての私の質問がきっかけとなり、「コンビナート港湾における地震・津波対策会議」が今年5月に発足しました。国交省、経産省、海上保安庁、消防庁に加えて、自治体や事業者も参加する形で検討会がもたれるようになりました。こうした横断的な対策会議がこれまでなかったこと自体、疑問です。危機管理の一環としてさらに取り組んでいきたいと考えています。

ふたつめは、外航クルーズ船の寄港促進です。NGO時代に船を使って国際交流をしていた私にとって、晴海港や横浜港など、諸外国からの玄関口となる旅客船ターミナルの整備はソフト・ハード両面において最も関心のあるものの一つ。これまで世界の港を80カ所以上は見てきました。

みっつめは、海域における再生可能エネルギーの活用です。洋上風力はじめ海洋エネルギーの技術開発や実用化にこれからの期待が集まっていますし、すでに、浮体式の洋上風力の実証も始まっています。

「海洋国家」である日本を、もう一度、多くの人に見つめ直してほしいと思います。