24時間保育の見学
21日、研修会の後は、新宿区新大久保にある認可保育所「エイビイシイ保育園」を見学しました。
ここは、東京で唯一の24時間体制の認可保育園であるだけでなく、24時間体制の学童施設「エイビイシイ風の子クラブ」を隣接しています。
全国で唯一の学童クラブであり、保育園とあわせると、生後46日目から12歳まで、24時間体制の保育を可能にしている、その事業運営に驚きました。
「偏見や差別と、闘ってきました」。夜間保育を続けて30年になる片野園長の言葉です。新宿という場所柄、水商売の人が多いんでしょうといった誹謗中傷や、子どもは夜は親元にいるべきだという無理解の声と闘いながら、夜間保育が必要な子どもがいる現実を前にして取り組んできた長年の苦労と現状についてお聞きしました。
子どもをあずける親の職業はサービス業が3割程度。じっさいに聞いてみると、中央官庁勤務、IT産業、大手出版社、医者、看護士、父親が単身赴任など、さまざま。長時間労働や都市部の労働など、日本産業社会の縮図をみるようで、子どもたちにその影響がストレートに及んでいることを痛感します。
24時間体制といっても、基本は22時まで。夜間の延長保育を希望するかどうかは時々の選択です。例えば、この日は、学童クラブの子どもたち25人のうち、お泊りは4人でした。
給食はすべて有機野菜を使って子どもに提供。職員の福利厚生を充実させて離職率ゼロというのはたいへんな努力だと思います。児童相談所が頼ってきたり、虐待防止の相談事業も増えているそうです。社会の皺寄せが子どもたちにいかないよう大人の責任を、あらためて、考えさせられた視察でした。







