あれから25年

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「6月4日」を前にして、池袋にて、1日に開かれた「天安門事件25周年記念集会」に出席しました。劉暁波さんが、2010年に初めて、中国在住の中国人としてノーベル平和賞を受賞してからも、すでに4年が経ちます。

台湾や香港、オーストラリアからも、多くの方が参加されていました。あれから四半世紀が経つのに、いまだ、中国では人権状況が改善されるどころか、民主化を求める人々に対する弾圧が強くなっています。日本は人権問題でもしっかり主張をする外交を展開するべきだと思います。私も、一言、ご挨拶をさせていただきました。

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「25年前の6月4日、天安門広場で尊い命を奪われ犠牲となったすべての方に心から追悼の誠を捧げます。また、信念を貫き、民主化をめざして闘うみなさんに心より敬意を表します。

この25年、中国は経済的に大きな変貌を遂げました。しかし、経済を支えている国民や少数民族であるにもかかわらず、その人権環境は変わっていません。それどころか、人権派や民主派の知識人や弁護士、宗教家の拘束や逮捕が続き、発言の自由な機会を奪われる状況は強まっています。ITの世界でも厳しい監視体制がひかれ、少数民族に対する弾圧も過酷さを増しています。

最近では、経済の力に頼むだけでなく、軍事的な力で外に拡張する状況を看過できません。その力を、覇権主義的な方向に使うのではなく、むしろ、国民やあらゆる民族の本来の基本的人権を確立する方向へ注ぐことを、強く要求したいと思います。

アジア安全保障会議でも、中国の軍事的な動きに対して、日本への期待がアジアや国際社会から高まっています。日本の役割は何でしょうか。日本も、軍事力を高めて力の支配で競争する道を選ぶのか、それとも、高い視点をもって、人権、自由と民主主義を確固たるものとして要求し、自らもそれに徹して地域の平和と安定に貢献していくのか。

国がまっすぐ安全に進むには車の両輪が必要です。必要な防衛力の見直しは否定しませんが、むしろ、日本はアジアでいち早く民主主義国家になった歴史をもつ国として、人類普遍の原理である人権、自由と民主主義を各国へつないで確立するため努力していくことが、アジアの安定と繁栄への道であると確信しています。

25年目の今日、あらためて、皆さんとともに新しい時代を切り開いていくことを決意しています。
ともにがんばりしょう。」