多様性という価値

１２日、細野豪志衆議院議員のセミナーにて、スズキ（株）の鈴木会長の講演をお聴きしました。

冒頭、細野さんは、吉田所長の調書公開の件にふれ、３月１４日夕方に東日本壊滅の危機が目の前にせまっていたときの状況を、改めて、語られたのは印象的でした。「原発に頼らない社会をつくる」ことを多くの人が決意したにもかかわらず、いまや、３１１前に戻ったかのような状況にあるという指摘はその通りです。３１１事故に直面したときのリアリティを日本は忘れてはならないと思います。

前日の「中央公論」に細野論文が発表されました。民主党改革宣言とともに「多様性という価値」をキーワードとした理念と政策の旗が掲げられています。私は、『ともに生きる日本を。』という理念を掲げてきましたが、それに通じて共感するところが多く、格差や排除ではない、本来のおおらかな日本らしさと未来世代へ継ぐべき原点はそこにあると思います。月末から始まる臨時国会、安倍政権を攻めてほしいと思います。

鈴木会長の「俺は、中小企業のおやじ」という貴重な経験談や仕事の流儀をお聴きしていると、民主党も中小企業精神がまさに必要なのではないかと思いました。中小企業は大手のマネしたら食えない、民主党も自民党のマネをしたら滅びます。中小らしく、節約しながら、一歩一歩をすすめていくのが、我々の闘いであり、自分の闘い。

おもしろいエピソードを伺いました。選挙戦では、女性中心に、票を足でかせぐ人は軽自動車に乗っているそうです。票を口でかせぐ人は、たいてい黒塗りの車だそうで（笑）。

心して、がんばります。

鈴木会長と。眉毛が素敵です。