「五日市憲法」にまなぶ
『五日市憲法』(新井勝紘著・岩波新書)。
自由民権資料館、町田地方史研究会、町田ペンクラブ共催で開かれた
出版記念パーティーに参加させていただいた。
「日本帝国憲法」の発見から50年。
ぐいぐい読める憲法の本もめずらしい。
今年は、明治維新から150年で、
しかも今、憲法をめぐる多様な議論が必要なとき、この本が出版された意義は大きいと思う。
その日にちょうど、朝日新聞書評で本が紹介されていたことからも注目度が伺える。
新井先生曰く、
歴史を学ぶ、ではなく、歴史に学ぶ。
そのとおりと思う。
1世紀以上も前に、
「大日本帝国憲法」が出来る前に、
国民の権利を憲法がどう守るか、
国会の力をどう強めるか、
人々の手で憲法をつくっている。
ちなみに、表記は「臣民」でなく、
「国民」とある。
当時の日本人に学ぶこと、多し。