光復香港!

香港情勢が緊迫している。

台湾に住む妹から、蔡英文総統のメッセージが週末に送られてきた。
台湾も、この半年、明日は我が身と感じながら切実な様子が続いている。
18歳になる甥っ子は同年代の香港の若者たちをみて、
国のこと、社会のことを友人たちと真剣に話し合っているという。

この半年間、デモの状況や若者たちのメッセージを追っていると、
彼らが求めているのは、

普通に選挙がしたい、
普通に自分たちの政治を自分たちで決めさせてほしい、
そのための自由と民主主義を認めてほしい、ということ。

時々、なぜ香港行政府が「逃亡犯条例改正案」を撤回したのに、
今も闘っているのかという声を聴くけれど、
本質的なことは何も解決していないという彼らの主張はそのとおりだと思う。

私が知る限り、1997年に香港が中国に返還された時点で、
既に、香港の人々は、いずれ、「一国二制度」の限界がくる、
自治権と民主主義を守らなければならないと話していた。

若者が命を賭けて行動しなきゃいけない時代なんて、決して、いい時代じゃない。
壊れかけているときだ。

大人は、日本は、何ができるのか。
天安門事件から30年、二度と悲劇を繰り返してはならないと思う。

蔡英文総統のメッセージより。
「私は沈痛な気持ちで、ここで踏みとどまるよう香港政府に呼びかけます。
人びとの心の声に、暴力で応えるべきではありません。
北京当局の機嫌を取るために、香港の若者たちを犠牲にするべきではありません」

日本から、香港人の人権を守ることを呼びかける
国会決議などを出せないものか。

自由と民主主義という価値をまもるために、
動く国会議員はいないのか。