生物多様性 (視察一部報告)

<衆院環境委員会の公式視察の一員として、8月30日~9月2日、インドネシアを訪問>

今年2010年は世界の生物多様性の重要性を広げるため、国連が定めた「国際生物多様性年」。そのハイライトとして、日本が議長国となり名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議(通称:COP10 )」(10月18日~29日)を控えて、遺伝資源の保全や持続可能な利用について政策対話をすすめるため、まず、「生物学研究センター」を訪れました。

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「多様性の国家」と呼ばれるインドネシアは、生物資源の多様性でもやはり世界有数の存在です。「生物学研究センター」は、東洋一の保全研究を誇る施設。その標本管理数は、なんと178万点以上にものぼります。

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遺伝資源を保存する標本や保全管理の方法も多種多様で、日本は、この地道な研究活動を国際協力の一環として支えています。今後、生物資源の価値がますます高まる時代にあって、生態系をまもり、持続可能かつ公正なかたちで遺伝資源が活用されうる世界の共通目標とルールをつくらねばなりません。