原発事故を考える

町田脱原発勉強会2+

「原発事故を知り、原発のない社会の道筋を考える勉強会」に出席しました。主催は、原発事故を考える町田市民の会。汚染水や4号機の使用済み核燃料の取り出しが大きな問題になっており、会場はいっぱいの人でした。

格納容器の設計者だった後藤政志さんの事故処理にかかわる話に加え、「原発ゼロ社会への道」と題した政策提言書の中間報告がありました。作成した市民委員会では、全国各地でこうした公論集会を開くことを決めたそうで、町田は、全国でも2番目。都内では初めてです。

今後のエネルギー政策のありかたについて、民主党政権では初めて討論型世論調査を取り入れて全国で展開していました。単なる世論調査と違い、国の政策や事業に市民がアクセスして意見をし参画するプロセスです。先進国ではあたりまえの手法となっています。

とくに311原発事故によって、既存のエネルギー政策には大きな不安と不信が広がりましたから、市民の公論や意見参画のプロセスを経て信頼を回復していくことが必須でした。このときの結論は、原発依存ゼロへの市民の支持でした。しかし、今年のエネルギー白書にその記録は残されていません。

あらためて、原発のない社会の道筋をどのようにつくっていくのか、公論形成していくときだと思います。