ヤギとコミュニティ再生

山崎団地ヤギ+  山崎団地ヤギ2+

23日(土)、山崎団地の「収穫祭」におじゃました時、ヤギを用いた除草調査プロジェクトに大きな成果が出ていることを教えていただきました。9月から、UR(都市再生機構)で始めた取りくみでメディアでも注目されています。

約2か月にわたる調査結果、茫々に生えていた空き地の草が、4頭のヤギの食欲で刈られていく様子は想像以上でびっくりしました。

土地管理費も低く抑えられ、環境にも良く、近所の保育園や子どもたちの人気場所にもなっています。これは、一石三鳥、四鳥。

高齢化に加えて、大規模団地の住まいのありかたや維持・管理など課題が多いなかで、これは、団地コミュニティのなかで世代間交流や環境保全が行われ、管理のコストダウンができ、しかも、都市と地方の交流にもなる(確か、ヤギは長野県から来ているという話でした)という、暮らしやコミュニティ再生につながる大きな知恵ですね。

ともに生きる日本は、ひとりひとりに居場所と出番のある社会のことを言いますが、コミュニティは人間だけのものではない。都市のなかでヤギの居場所と出番のあるコミュニティの試みが、全国初、町田の山崎団地から生まれていました。