秘密法案・強行採決!

衆議院院内+ 衆議院院内2+

26日(火)は長い一日でした。緒方貞子さんの講演会の後、第二回のオープンガバメント研究会、そして、夜は衆議院本会議を傍聴しました。

ちょうど一年ぶりの衆議院本会議場。
すっかり様変わりした議場に入り、正面向かって右上に設けられた外国高官の方々など向けの傍聴席から国土強靭化基本法案と特定秘密保護法案の討論そして強行採決を目の当たりにしました。

秘密保護法案については、昼の委員会で数の横暴さに過ぎる強行採決。さらに本会議に緊急上程して即採決というのは強引すぎます。また国土強靭化基本法案も、10年間で200兆円の公共事業推進に道を開くものであり、老朽化したインフラの改修や防災対策は必要ですが、景気対策の手法や政策がどんどん先祖がえりしている気がします。

私は、特定秘密保護法案に絶対反対です。こんな形で、国民の知る権利や報道の自由を縛ることが国の安全保障なのでしょうか。官僚がすべてをコントロールし隠すことが安全保障であるかのような考えかたはあまりに時代遅れといわなければなりません。

民主党が提出した秘密保護法案の対案は、今年6月に国際社会において、外交安全保障の機密保持と国民の知る権利の基本を定めた指針である「ツワネ原則」に沿い、情報公開と公文書管理を大原則とする議員立法を5本提出しています。しかし、ほとんど審議されないまま、強行採決され、20時過ぎに衆議院本会議を通過してしまいました。

参議院でしっかり時間をかけて、安倍総理は日本がどこへ向かっていこうとしているのか、まずは説明すべきです。