文化の「広場」を

ちぐさ+

「ちぐさ創立50周年記念事業」に出席。祖父・祖母の代ではじめた幼児教育事業が半世紀を迎えました。一生に一度のことなので群馬日帰りで無理をしましたが、虎ノ門交響楽団の方々はじめ生まれ育った地域の方々へ感謝をお伝えすることができました。

こうした生の音楽を、地域のなかで子ども連れで聴ける機会はそう多くはありません。身近なコミュニティのなかで、ふつうに、あたりまえに、本物の文化に接することのできる環境は、子どもの成長にとって大きな糧になるはずです。こうした点は、欧州社会に、まだまだ学びたい。

 ちぐさ2+

また、子どもたちだけでなく、大人にとっても、地域社会のなかに文化の拠点が、まるで「広場」のように存在することで、人と人、人と歴史との心豊かなつながりをつくることができると思います。

すべての人に居場所と出番のある社会を。と、私も、よくメッセージを発信していますが、地域のなかに、こうした文化と教育の融合した空間をつくっていくことにも力を注いでいきたいと思います。