【民主党代表選】

8月29日(月)、政権交代から丸2年。政治空白をつくらないよう短期決戦で民主党代表選が行われ、新しく野田佳彦代表が選出されました。震災復興や経済再生にむけて一刻の猶予もない国難にある日本において、野田代表を先頭に、党一丸となって、全力を尽くしていく決意です。
さて、今回の代表選は、私は馬淵澄夫候補を支持し、推薦人の一人として活動しました。理由は二つです。ひとつは、単なるグループの数合わせや密室協議でない、政策本位の代表選をめざして、当選3回で勇気ある出馬を決意した馬淵さんの政治姿勢に共鳴したこと。

「選対出陣式」。代表選の会場入り前に、馬淵候補はじめ陣営で心あわせ。

ふたつめは、馬淵さんが訴えるデフレ脱却と経済政策、増税によらない復興、脱原発依存や電力行政改革を訴えている等、しがらみのない政策に賛同したこと。とくに、デフレ脱却に3年間集中的に取り組み、環境・エネルギー産業を原動力として経済成長を促進していくべきという方針には共感します。馬淵さんを支える一期生はじめ陣営の顔ぶれはそれぞれの独自性と専門性をもつ議員がそろっていることも大きな強みです。

いよいよ「出陣」です。 代表選にむけて、いつもの選挙とまったくスタイルを変えず、一人一人の議員に向き合い、政策を訴えて支持を獲得していく地道な姿は馬淵候補のみでしょう。先週末、突然、馬淵さんが考えを聞いてほしいと町田事務所を訪ねてくださったときは驚きました。

耐震偽造の問題を追及して、日本の「安全神話」に鋭く切り込んだ馬淵さんの実績が象徴するように、今回の原発事故でも、体を張って4号炉建屋に入り現場の事故収束にあたった決断力と行動力は、一刻の猶予もない事故対応および放射能汚染と除染対策に全力であたってくださると確信しました。

馬淵さんの演説は、政治を志した原点から政策まで、多くの議員や国民の心に届くものであったと思います。また、馬淵候補が20名の推薦人を集めて本戦で堂々と闘ったことは、代表選そのものに大きな一石を投じ、グループの足し算・引き算を越えて政策本位の論戦となる道筋を少なからずつくったものと考えます。

しかしながら、馬淵は24票どまり。正直、もう少し伸びると思っていましたが現実です。前原74票、海江田143票、野田102票、鹿野52票。

野田佳彦候補の2度目の演説
決戦投票で、新しく野田佳彦代表が誕生しました。野田215票、海江田177票。

野田佳彦新代表を先頭に、挙党体制をしっかりつくり、ガバナビリティ(統治力)ある政治を全力で支えていきたいと思います。毎年、総理が変わらざるを得ない状況を真摯に反省し、謙虚に政権与党運営に臨んでいくことなしに、スピード感をもった復興や経済再生をすすめることも国民の信頼を回復することもできません。

折り返しとなる2年目の夏。 新しい布陣で再出発し、残り2年、これまで以上に頑張っていくことをお約束します。