【再生エネ・可決成立】

「採決」の様子です。 委員長の「それでは採決を行います。賛成は"起立"!」と声がかかると、一斉に私たちは立ちます。そうすると、「賛成多数。よって、法案は可決されました」と締めくくられます。
さて、23日(火)、衆院の経済産業委員会にて、ようやく再生可能エネルギー法案が最終質疑の日を迎え、3党修正案が全会一致で可決されました。
私は最前列の理事席に座り、採決の日を迎えることになりました。経産委員理事の交代があり、同日に委員会承認をいただき、再生エネルギー法案可決のときに理事として法案を通過させることができたのは感無量です。
その後、午後の本会議へ緊急上程され、衆議院の本会議でも全会一致で可決通過しました。ひとまず、ほっと胸をなでおろします。
我が国初となる本格的な「再生可能エネルギーの全量固定価格買取り制度(FIT)」、すなわち、自然エネルギーの普及拡大につながる法案を、衆議院で通すことができました。このあと、参議院へ。今国会で成立させるには、参議院でスピード審議がされなければなりません。あと、数日。間に合うかどうか。
まだまだ気が抜けません。
そして26日(金)、いよいよ参議院の本会議にて、採決され、全会一致で可決成立しました。一時は、衆院で、再生エネルギーの普及拡大が後退しかねない野党修正案が浮上したものの、3党合意でより積極的な修正をした法案が、参議院でも可決、成立となりました。

振り返れば、13年前、超党派で自然エネルギー買取法案が国会提出され、成立目前までいったものの廃案になったという経緯があります。自公政権ではできなかった、全量FIT制度が、いよいよ我が国に導入されることが決まった画期的な日となりました。
再生可能エネルギーの普及拡大は、持続可能な経済成長や地域活性化につながり、エネルギー政策の転換はもちろん、ライフスタイルや消費行動の変化を促すきっかけとなっていくでしょう。省エネと再エネをベースとした新しい社会のしくみをこれからも提案し続けたいと思います。