辺野古の美ら海

(OCEAN+α撮影)

多くの人に知ってほしい。海の神秘。

私はダイバー歴12年になるけれど、
サンゴの産卵はまだ一度も出会えたことがない。
それほど世界でも稀有な、生きた資源が辺野古の海にはある。
呼吸しているのだ。

今月14日から、辺野古の新基地建設に反対する沖縄の人々の民意を
無視して、赤土混じりの土砂の投入が連続して強行されている。
愚かな人間の手によって真っ青な海が茶色に染まっていく様には
とても目を向けることができない。

9月の県知事選にて翁長知事の跡を継ぐ玉城デニー新知事が圧勝し、
県民の民意は明らかに新基地建設と明確に示されたにもかかわらず、
今なお、強行的に土砂が投入され埋め立てが進むことは
民主主義の破壊に等しい。

しかも、建設予定地とされる海底は、地盤が軟弱であり、
建設不適当という調査結果も出ているという。

ここで立ち止まって、
辺野古の新基地建設以外の選択肢を、もう一度、探るべきである。

嘉手納統合案、テニアン移転案、その他県外案など、
かつて難しいとされた案も、米国大統領の交代や東アジア情勢の
変化を受け、再度、検討の余地があるはずではないかと思う。

これ以上、沖縄に負担を押しつけてはならない。