医療崩壊、パラリンピック中止を。

 

 

現在、コロナ感染者は全国で9万6000人、首都圏だけでも7万人、その半分以上が東京都内です。1ヶ月前のオリンピック直前と比べて9倍にも増えています。

自宅「療養」と入院調整中の方だけで3万8000人、一方で、入院患者数は3,845人ですから、90%の人が医療を受けられていません。

救える命も救えない。

恐れていた医療崩壊が現実化してしまいました。コロナ感染者で重症化しても入院ができず命を落とす、妊婦さんが自宅出産を強いられ赤ちゃんが死亡するという悲しいニュースが相次ぎ、わたしは胸が痛むと同時に憤りがおさまりません。

この一年半にわたる自民党政権の失敗、政策判断の誤りがこのような事態を招き、犠牲者を出してしまったと言えます。

最優先すべきは、まず野戦病院的な仮の医療施設をつくり、病床を増やすこと。コロナ感染症を「災害指定」して、自衛隊の医療班や民間の医療機関にお願いをし危険手当をしっかりお出しして、まずは救える命を救う体制をつくることです。

いままだ、コロナ対策費の30兆円もの予算が手つかずですが、このようなパンデミック下で使わず、いつ使うのでしょうか?総選挙前にバラまくために税金が存在するのではありません。

中等症までの患者は自宅に、と総理は通達を出しましたが、それでは重症化する患者を増やすだけです。いくら病床があっても足りません。いかに重症化させないか、医療従事者や保健所はそれを鉄則として120%の努力を続けてきたのがこの一年半だったはずです。

パラリンピックは中止をし、子どもを14万人も会場に動員する観戦プログラムの実施は撤回すべきです。すでにパラリンピック選手に感染者が出たという報道もあり、障がいのある方の感染は本人はもちろん介助者の方にもリスクが及びます。

れいわ新選組は、舩後靖彦さんと木村英子さん2名の参議院議員が当事者として、国政に責任をもつ者として、官邸にパラリンピック即時中止と医療体制の強化を求める緊急要請を提出しました。
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/7688/

引き続き、地域から訴えていきます。