G7前に、気候変動アクション

 

イギリスの南西部コーンウォールで、
11日からG7サミットが開幕するにあたって、

主要7カ国のテーマは、
新型コロナウィルスの感染拡大からの復興や東京五輪、
中国への対応であると、大々的に報道されていますが、
開催国イギリスが力を入れている
もう一つの大きなテーマが「気候・環境問題」です。
(年末のCOPはイギリス)

そのなかで各国から注目されているのが、
日本のCO2削減の具体的な取り組み、すなわち、

いつまでにどれだけCO2排出を減らすのか、
石炭火力発電を廃止し、いつ全廃するのか。

日本は世界が驚くほど、この30年間に石炭火力を増やしてきました。

1990年には全電力量の9%くらいだったのが、
2020年の石炭火力の比率はその30%にまで増えて、
いま、全国で165機もの発電所が稼働されていることや
そのCO2排出や大気汚染の影響は、ほとんど知らされていません。

政府はCO2排出を名目に原発まで新増設していく方向性を打ち出していますが、それは明らかに間違っていると思います。

わたしたちは、
化石燃料(石炭火力)も原発もなくして
自然エネルギー100%の社会をめざす、
そのためのエネルギー基本計画と気候政策が必要であることを
訴えて、スタンディングを行いました。

秋には、新たなエネルギー基本計画が策定される予定です。

気候危機に備え、異常気象を少しでも回避できるよう、
自然エネルギーによる新しい未来を選択し、
将来世代の権利をまもれるよう、働きかけていきます。