G7広島サミットに向けて、核廃絶の国際会議


れいわ新選組を代表して、4月28日、
「核兵器廃絶に向けたG7国会議員フォーラム」の東京セッションに参加しました。

与野党が揃ったのは画期的です。昨年ウィーン会議でお会いしたメンバーにも再会。
フランスの議員による「核抑止論では、一つの誤算で世界が終わる」との言葉が印象的でした。

私からは、核兵器禁止条約の第一回締約国会議に参加して、被爆者の方々を中心に自らの苦しい経験を世界に共有してきたその訴えが核廃絶の動きをリードしてきたこと、それにより核兵器を違法とする国際条約が動き始めているのを実感したことをお話ししました。そして、日本政府は少なくともオブザーバー参加をするよう強く求めました。

また、ウクライナ戦争で、史上初めて、戦争によって原子力発電所が人質となり脅迫や恐怖が広がっており、私たちはそれを直視しなければならないこと、

北東アジアにおいては安全保障環境が変化するなか、一部に核抑止力の強化や核共有などの議論も出てくるなど、この地域を核拡散の新たな火種にしてならないと訴えました。

5月には、北東アジア非核地帯の創設を促進する国際議員連盟のソウル会議が開かれ、参加する予定です。

核兵器不使用の唯一の保証は、核兵器廃絶しかありません。
そのことにれいわ新選組は賛同し、二度と被爆者の苦しみを繰り返さないために尽力していきます、とスピーチしました。


一方、ICAN本部からは、「『G7外相コミュニケ』が発表されたけれども、主催国の日本が何をするのかの表明がない」と厳しい指摘がありました。

唯一の戦争被爆国として行動が注目されているのは明らかで、核兵器禁止条約には最低でもオブザーバー参加は表明すべきでしょう。

翌日29日の広島セッションでは、被爆者の発言を交えて、
海外の国会議員と日本の与野党議員がすべて揃い、核廃絶にむけた課題をそれぞれに熱い議論が展開され、画期的な会議となりました。国会でもこれくらい率直に議論したいものです。

核兵器の脅威が目の前に迫る今こそ、被爆者の実相と思いが、政治アジェンダの中心にあるべきと一致し、声明を採択しました。

なお、広島でいつも思うのは、ユースの活躍が目覚ましいことです。今回は崇徳高校新聞部の若者の熱心な取材がありました。

また、国際会議をオーガナイズする「ICAN Japan 」を支えるNGOピースボートのかつての同僚や後輩たちの地道な活動を心から誇りに思います。

ありがとうございました。一緒に頑張りましょう。