安保3文書を閣議決定はおかしい


昨日16日、代表選の全国演説会において、アジアの玄関口である博多では、
とくに防衛や外交に関する質問が多かったのは印象的でした。

歴史的に、中国や朝鮮半島との往来あるいは国防の要所であったわけですし、
東アジアの平和に対するリアリティが、やはり、東京とはかなり違います。

偶然にも、この日、政府は「安保3文書」を閣議決定しました。
国民的議論がないどころか、ほぼ国会審議もないままです。

「反撃能力」と称する、敵基地攻撃能力の保有を認める重大な内容について、
一方的に閣議だけで決定するやり方は、決して、民主主義国家のやることではありません。

戦後一貫してきた専守防衛の国是を、脅威対抗型の防衛戦略へ大きく変質させるもので、
形を変えた改憲と言えるのではないでしょうか。


さらに、今日は、沖縄に飛び、
那覇空港に着いたとたん、琉球新報の見出しが目に飛び込んできました。

「安保大転換 沖縄最前線」。

海上封鎖されたら、食料自給率の低い与那国や石垣はどうやって生きていくのか?
野党にこそ台湾との議員外交を積極的にやってほしいがどうか?、
辺野古以外にも、新基地建設が進んでいるのをどうやって止めたらいいか?
憲法9条と自衛隊の関係をどう整理するのか?、など、
真剣な質問が飛び交いました。


私と沖縄の関わりは、NGOピースボートで活動していた初期の頃です。

延々と続く米軍のフェンス、爆音を鳴らして小学校や民家の上をとぶ戦闘機の姿を見て、
日本国憲法より日米安保が優先されていることに大変な衝撃を受けました。
沖縄戦では何があったのか。南部戦跡や摩文仁の丘を訪ねおじいやおばあに話を聴かせていただきました。

初めて、日本の国の骨格を知ったのが、このときです。
平和構築や国際協力の活動をする原点になりました。

沖縄は、アジアの中心です。
2000キロの円弧を描くと、ほとんどの周辺国はすっぽり入るんですね。

であれば、沖縄に国連機関を誘致して、そこを平和や集団安全保障の拠点にしてはどうか
という具体的な構想があります。

また、東アジアには地域の共通利益となる、多国間による安全保障の枠組みが存在していません。
欧州や東南アジアにはそれぞれあります。

安全保障とは、防衛と外交の両輪です。

地域の緊張緩和のために、北東アジアの非核地帯構想やミサイル軍縮・軍備管理の枠組みなど、
徹底した外交努力を進めるべきであると考えます。



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