【朝生TV・出演】原発とエネルギー危機
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2月24日深夜、「朝まで生テレビ」に出演しました。
昨年6月に続いて、衆議院議員としては2回目。
(NGOピースボート時代に2回ほど、出演したことがあります)
この日は、ウクライナ戦争が一年前に勃発した日でもあり、
国会では、岸田政権により原発政策が大転換されて議論が白熱しているなかですので、
まもなく3.11を前にして、徹底議論が必要と思い、れいわ新選組を代表して深夜出演しました。
テーマは、『激論!ど〜する?! 原発とエネルギー危機』のもと、
討論① ウクライナ侵攻1年!エネルギー危機と日本
・ウクライナ戦争による世界的エネルギー危機と日本への影響
・ド〜みる?! 岸田政権の「電気・ガス料金」負担軽減策
討論②ド〜する?! ド〜なる?! 岸田政権の「原発政策」
・岸田政権の " 原発回帰 " の是非
・事故から12年!福島のいまと福島第一原発のいま
・原発「60年超・運転延長」の是非
・原発「新規建設」の是非
・ド〜する?! 最終処分問題
討論③ “脱炭素" と "再生可能エネルギー" の未来と問題点
・再生可能エネルギーの現状と未来
・「2050年カーボンニュートラル」は実現可能なのか?!
・ド〜考える?! 地球温暖化と日本のエネルギー安全保障
・ド〜考える?! 岸田政権の「GX基本方針」
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多岐にわたる内容で、深夜グダグダになるか、多勢に無勢で議論にならないかも、
と思いきや、番組終わってから、朝生TVにしては珍しく(?)まともな議論だったとか、
少しだけと思ったけどつい最後まで見てしまったとか、たくさんの評価の声をいただきました。
ちょうど私自身、GX基本方針について、環境大臣と原子力規制委員長に
「運転期間ルール・原則40年変更」のおかしさを国会質疑したばかりでしたし、
3,11当時に、政権与党として福島はじめ被災地へ行き、
福島第一原発事故を教訓にして、二度と安全神話に陥らないために、
推進と規制を分離して、独立した組織として規制委員会が発足させた経緯を目の当たりにしています。
これとセットだったのが、「運転原則40年ルール・1回のみ最大20年延長可」の法改正でした。
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岸田政権の、安易な「原発推進」政策への大転換は、
事故リスクはもちろん、安全保障リスクや地震リスクを考えても危険ですし、
コストも負担も膨大になりかねません。何より、使用済み核燃料の最終処分は何も決まっていません。
また、今回の番組中の議論を通じて、福島第一原発の「廃炉」プロセスが全く見通せない、
という重大な課題が浮き彫りになったと思います。
事故原発を「廃炉」にしていく法的枠組みを、日本は持っていません。
災害関連死は増加し、避難されている方は3万人以上とも言われ、
10万年とも言われる放射性廃棄物の処理方法をも誰も分からないなか、
福島事故を忘れたかのように、原発推進に舵を切ることは許されないと思います。
GX基本方針では、経済移行債に10年間で20兆円を発行し、
原発やCCS火力を中心に投資をすすめることで「成長型経済」と言っていますが、
世界を見れば、各国とも、ウクライナ戦争によるエネルギー危機を受けて、
再生可能エネルギー開発に最大限投資をして、
自給率を高め、CO2削減し、エネルギー危機と気候危機に対して明確な戦略を打っています。
岸田政権の誤った判断で、日本が中長期にわたって道を間違えてしまいかねません。
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れいわ新選組の公約である「脱原発!グリーンニューディール」は、
10年間で200兆円(政府50兆円、民間150兆円)で、
グリーン債を発行し毎年250万人の雇用創出をめざす、まさに、その代案です。
岸田政権によるGX法案を撤回させ、
脱原発と脱炭素を柱にした、誰ひとり取り残さない、
真に持続可能な社会を実現するために、
引き続き、くしぶち万里は、力を尽くしてまいります。
応援、よろしくお願いいたします!