れいわ新選組で新たなスタート

今週17日、次期衆議院選に向けて、れいわ新選組の第一次公認候補予定者として東京都第22区で新たに活動を始めることを記者発表いたしました。

政治を志してから10年以上、多くの皆さんに支えられ成長させていただくと同時にいくつもの失敗も経験してきました。現在の政治状況を直視し自分自身を深く省みて、すべてを原点に戻し、再挑戦させていただく決意です。

私は初志に「ともに生きる日本を。」を掲げてきました。20代から30代にかけてグローバル経済が進む世界各地で貧富の格差を目の当たりにし、いのちをまもり、人間らしく生きられる社会をつくたいと思い政治を志しました。当時、日本は10年連続で自殺者が年間3万人を超えており、その現実と世界の3人に1人が一日2ドル以下の生活を強いられている現状に、国を越えてつながる問題があるということに気づいたからです。その格差と生きづらさは今さらに広がっています。

本来、経済社会は人間の暮らしのためにあり、市場は新しい創造力へつながる場であったはずです。さらなる競争と拡大の世界ではなく、人間性を回復し、環境と調和し、生存をまもること。GDPのみを豊かさの指標とする古い固定概念から、どれだけ健康で幸せかという指標にシフトすることが必要と考えています。

その信念の下、私は衆議院議員として働かせていただきました。しかし、永田町は全く違う論理で動き、古い慣習が残る苦しい世界でした。民主党は与党でありながら分裂する結果となり、国民と政治への本気度と熱意を示すことができませんでした。私自身も弱かったことを反省しています。どうすれば日本社会に変革を起こし、国民に安心で豊かな生活を保障できるか苦悩の日々が続きました。

それに応えてくれたのが、山本太郎代表の参議院選の行動です。たった一人の国会議員が本気で熱意をもって行動すればこれだけの変化が起こせることを証明してくれました。真に国民に向きあえば国民は必ず温かい眼差しを寄せること。永田町から最も遠ざけられていた人たちを「可視化」させ、マイノリティとしてではなく高齢化社会のフロントランナーとして問いかけたことに心を打たれました。政治を志した者として、もう一度、真の仲間と一緒に戦いたい。自分の足で立ち、国民とともに、人間の尊厳をまもる政治を実現したいと思います。

 


政策的に、私は「3つのゼロ政策」を掲げています。

一つは、「CO2ゼロ」。気候危機から、暮らしをまもる。災害時だけでなく、暑さなど高齢者や障がい者、子どもなど日常的に弱い立場にある人ほど被害を受けやすいのが気候変動です。これまで私が取り組んできた地球温暖化対策について環境のみならず、食料や水の不足などの生存の問題や安全保障の問題であると捉えて、自然エネルギーを中心とした持続可能な日本をつくります。

二つめは、「消費税ゼロ」。せめて消費税5%に戻し、経済と国民生活を立て直すことが必要と考えています。なぜなら、消費増税を決めた時からすでに8年が経ち社会は様変わりしました。デフレが進み、景気が悪化し、増税分をすべて社会保障に充てる約束や身を切る改革も反故にされています。消費税ありきの考えをリセットして税制全体を見直し、暮らしを底上げしていきます。

三つめは、「教育費ゼロ」。人づくりこそ国づくりです。奨学金借金はゼロに。先進国で最も少ない日本の教育予算(GDPに占める割合)を増やして、すべての子どもが幼児教育から高等教育まで受けられる、「学びたい」意欲を支える社会をめざします。待機児童の解消を義務づけ、大人の都合でない、子どもの育ちを根幹におく社会を実現していきます。

今回、れいわ新選組東京都第22区での新しい挑戦という表明に対して、多くの温かい応援をいただくとともに、ご批判や厳しい声もいただいています。すべての声を力に変え、失敗を教訓とし、私の初志である「ともに生きる日本」を実現するために再チャレンジしていく覚悟です。

ご指導の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。